総合計画2011

「山の都」の全ての人が夢ある未来を確信できるために

  • 【 想い 】 我々は、地域を愛し、地域の未来を想い描き、「英知」をもって地域のニーズを常に考える。
  • 【 言葉 】 我々は、人と人をつなぎ、協働の輪を創り上げるために地域に「情熱」をもって語りかける。
  • 【 行動 】 我々は、未来を担う子供たちが将来に希望をもてる土壌を創り上げるため「勇気」を持って行動する。

【 はじめに 】

「山の都共創宣言」 理想のまち「山の都」は ここに住む一人ひとりの 【 想い 】と【 言葉 】と【 行動 】により実現する 甲斐の 自然と 精神のもと 自立し 魅力と 活力に満ちた 夢ある 未来を確信できる県都 (まち) 「山の都」を共に創り上げよう

以上は、(社)甲府青年会議所で常々唱和されている「山の都共創宣言」です。
2010年度策定された「地域創造VISION」においては、「山の都の魅力 (甲斐の自然文化など) 」「精神」「自立し魅力と活力に満ちた状態とは」を考え、5年後の地域がどのような状態であるべきかを描きました。
そして、本計画においては、我々 (社)甲府青年会議所がどのように行動していくかの指針定めております。
「地域創造VISION」に描かれた状態そして「夢ある未来を確信できるまち」「明るい豊かな社会」になるためには、【想い】と【言葉】と【行動】が重要です。我々の最も身近な宣言文なのに、【想い】と【言葉】と【行動】とは何であるかという「組織としての共通認識」を明確にしたことはありませんでした。60周年という節目の年だからこそ、組織が一丸となって、「夢ある未来を確信できるまち」「明るい豊かな社会」を創り上げるため、【想い】と【言葉】と【行動】を明確に定めます。

【 想い 】

  • まちを愛する「想い」を育むまちづくりにおいて最も必要なことは、自分の住むまちを愛する人が多くいるということです。そして、地域に住む人々が、その地域の風土的個性を背景に、一体感を持ち、地域の行政的・経済的自立性と文化的独立性とを追求することが重要です。「この故郷に生まれてきてよかった」「この故郷を夢ある地域にしよう」と想うことこそが、価値観の多様化や地域独自の産業・文化の後退、さらには地域コミュニティの軟弱化といった問題に挑戦する第一歩です。我々は、この最も大切な「愛郷心」を育み、まちづくり運動の原点とします。
  • 地域に住む一人ひとりの「想い」をくみ取る我々自身が「地域や時代のニーズ」に対してアンテナを高くし、その解決策について青年経済人として「何ができるのか」を常に考えなければいけません。そして、そのためにメンバー自身の意識と能力の向上を図らなければなりません。青年会議所活動は単年度制ではありますが、その年度ごとに会員一人ひとりが「腹をわって話し合い」「英知を出し合い」、未来の山の都を常に想い描きます。

【 言葉 】

  • 想いを「言葉」にし、協働の輪を創り上げる我々が率先して育んだ「まちを愛する想い」や「想い描いた山の都」は、言葉にして情熱をもって伝えないと地域には波及しません。また、都度行政や地域に対してどのように関わらなければならないかを自問自答せねばなりません。急激に変化する社会情勢の中で、地域を発展させ、「夢ある未来を確信できるまち」「明るい豊かな社会」を創り上げるために、我々は多彩な人材が集まる相乗効果を十分に活かすべきです。会員一人ひとりの人脈や企業人としてのノウハウを活用し、行政や各種団体、企業、地域住民との結びつきを強め、強固な「協働ネットワーク」構築を目指します。
  • 地域の価値観や道徳心を「言葉」にし、人と人との意識をつなぐ自分たちのことは自分たちで考え、決定し、責任を持つ昔ながらのコミュニティを再生することこそが地域の問題を解決する近道です。単にコミュニティ再生と言っても、人と人とをつなぐものがなければ簡単には再生しません。そして、「地域で共有すべきルールや価値観」を浸透させることこそが地域に住む人と人とをつなぐために重要です。我々は、日本特有・地域特有の道徳観をコミュニティ再生の核と位置付け、「自立した個人」とそこから生み出される「公の思いやり」を根付かせる事業を行います。

【 行動 】

  • 大人が変われば子供が変わる我々責任世代の大人たちが自らを変え、未来を担う子供の為に何が出来るのかを考えるネットワークや仕組み作りまでできれば「山の都の未来」は明るいものになります。(社)甲府青年会議所として、「大人が変われば子供が変わる」という共通認識があれば、年度ごとのアプローチにはこだわらず、年を追うごとにレベルアップやスケールアップができると思われます。我々は、「大人 (親) 自身が変わる」という試みと、「子供を変えて未来へ夢を持たせる」という試みが上手く重なり合う事業を行います。これを実現するためには、「地域共育」をテーマにしたまちを創造することが重要と考えます。教育を親だけの役目と考えるのではなく、地域で子どもを育てる土壌を創ることが出来れば、より多くの人のこころに触れて、豊かな人格が育まれます。我々は地域の架け橋となり、子ども達が地域社会において多様な活動を行うことを推進し、互いの絆を深め、故郷を愛し、「次世代のまちづくりの担い手」として積極的に行動できる青少年育成を行います。
  • 我々の「行動」が未来を創る我々は、まちの未来を明るい豊かな社会へ導く「人」であるべきであり、「自らが動き」その使命を担い、地域から求められる JC として、真の存在価値を高めていくことが必要とされています。そして、我々自身が夢や希望をもたなければならない時です。大人が夢をもつことができなければ、子供ももつはずがありません。このまちの歴史・文化・価値観を継承し、地域社会に勇気をもって真正面から向き合い、次代の先駆けとしての運動展開と、政策的な提言をしていく必要があります。明治大正の政治家後藤新平は、「財を残すは下。されど財なくんば事業保ち難く。事業を残すは中。事業なくんば人育ち難し。人を残すは上なり」と言ったそうです。我々は、この言葉通り、「人」を残すために率先して「事業」を行います。

【 夢ある未来を確信できるまちを目指して 】

我々は、常に未来の山の都を思い描きます。そして、想いは言葉にし、人と人をつなぎます。最後に、行動によって存在価値を高め、「夢ある未来を確信できるまち」を担う「人」を創ります。以下に実現のための課題をまとめとして明記し、「夢ある未来を確信できるまち」創造につなげます。

<まちづくり>

  1. 「愛郷心」を育み、まちづくり運動の原点とする。
  2. 我々自身が「地域や時代のニーズ」に対してアンテナを高くし、問題解決を目指す。
  3. 行政や各種団体、企業、地域住民との結びつきを強め、強固な「協働ネットワーク」構築を目指す。

<ひとづくり>

  1. 日本特有・地域特有の道徳観をコミュニティ再生の核と位置付け、「自立した個人」とそこから生み出される「公の思いやり」を根付かせる事業を行う。
  2. 「地域で子供を育てる」意識を醸成させるべく、「大人(親)自身が変わる」という試みと、「子供を変えて未来へ夢を持たせる」という試みが上手く重なり合う事業を行う。
  3. 我々自身が、青年経済人としての能力向上をはかり、次代の先駆けとしての運動展開と、政策的な提言を目指す。

<組織づくり>

  1. 単年度制をつなぐため、組織の引継ぎが「事業の内容」だけに偏らず、人脈・ノウハウまで引継げるような仕組みの構築をすすめる。
  2. 会員一人ひとりが積極的に参加できる雰囲気を醸成するとともに、会員間で格差のある意識や知識そして情熱の差を埋める取組みを行う。
  3. 会員減少期の到来を鑑み、組織の効率化や事業の在り方を都度検討し、次期総合計画策定につなげる。

有効期限  基本期間は5か年 (対象年度:2012年、2013年、2014年、2015年、2016年) であるが、追加変更が必要な場合は、社団法人甲府青年会議所運営規定第18条に則る。
効力          2011年8月臨時総会の承認をもって実行する。

2011年度一般社団法人甲府青年会議所 総合計画検証会議
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