公開献血

地域がひとつとなり、

輸血を必要とする人を助ける。

公開献血は1966年、(社)甲府青年会議所が一人の女の子を救うために立ち上がったことから始まりました。 鰍沢町在住のその少女は、心臓病で山梨県内では適切な施設がなく、福島県会津若松市の病院で手術を受けることになりましたが、当時は「売血」を繰り返した粗悪な血―「黄色い血」の横行、また保存技術が発達していなかったため、手術に必要な血が不足しておりました。 少女とその家族は誰も知る人のいない福島の地で血液を提供してくれる人を探さなければなりませんでした。 その話を聞いた当時の甲府JCメンバーが会津JCに輸血用血液の協力を依頼し、離れた地において、2000㏄の血液が集まり、大手術は無事成功いたしました。この出来事を契機に翌年の1967年から「公開献血」として甲府JCの事業となり、現在まで43年間続いております。またこの献血運動を通して、山梨県立中央病院に心臓病を手術できる医師と、施設が完備されるきっかけになりました。

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